知る人ぞ知る名作「WhipCord」|京都本店
WhipCord(ウィップコード)
服地表面の綾目の角度が急でしっかりと表面に出ていて、乗馬の鞭綱のようであることからこの名が付きました。通常のサージは、綾目が約45度に浮き出ているのに対し、WhipCord(ウィップコード)の綾目は約60度と角度が強く、目視でその綾目を確認することができます。この織り方はトレンチコードなどによく用いられる生地「Gabardine(ギャバディン)」と同じで、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を2本ずつ抜かすなどして交差させて作られた組織です。これが「2(緯)/2(緯) 綾織り」となり、一番生地の経緯のバランスが良いとされています。
WhipCord(ウィップコード)は、経糸と緯糸を通常より打ち込み本数を多くし、「2/1 綾織り」で織り上げている為、本家ギャバディンよりも軽く薄く、柔軟性に富んでいます。極細番手の原毛を使用している為、上質な原料による柔らかいタッチと程よいハリ感が魅力的です。 セットアップにも使いやすいカラーバリエーションで、今一番オススメの服地です。