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KYNOCH|堂島店(大阪)

2020-09-10|

いつもご覧いただきましてありがとうございます。
本日ご紹介するのは、これぞ英国服地といえるKYNOCH(カイノック)。
握っても押し返すような、しっかりと打ち込まれたこの服地は、スーツとして仕上がった際に、その魅力を存分に発揮します。カラーバリエーションも落ち着いたものが多く、イタリア服地などに比べると、一見「地味」にも見えるかもしれませんが、ジャケットやスラックスとして形になった際に、この服地の持つハリコシや、ベーシックでも奥行きのある色合いが、何とも言えない風格を漂わせます。
自立するかのようにハリのあるラペルや、ストンとまっすぐ下に落ちるスラックスのセンタークリースは、堅実で無骨な印象を与え、なによりも着用したときに感じるハリコシの強さは、英国服地好きにはたまらない、まさにツウ好みの一品です。
カジュアル化に伴い、柔らかく機能的な服地を用いたスーツが多くはなっていますが、そんな今だからこそ、トラディショナルなものの良さを再認識していただけるのではないでしょうか。
このKYNOCHをはじめ、写真ではお伝えしきれない良さが詰まっているのが、英国服地の歯がゆいところですが、ぜひ、ご自分の手で触れてこの服地の魅力を感じていただければと思います。

 

京都ビスポーク 堂島店
西村 大翔