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2023SS 服地紹介 ~Part1~|堂島店(大阪)

2023-03-25|

いつもご覧いただきまして誠にありがとうございます!
数ある今季の買付け服地の中から、まずご紹介するのは堂島店で買い付けた少しマニアックな英国服地たちです!
中には、暑い夏にこんなもの着てられるか!というお声をいただきそうなコテコテの肉厚な服地もございますが、ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです!笑

 

【William Halsted(ウィリアムハルステッド】

春夏らしいウール&モヘアの服地です。
吸湿性・耐久性に富んだモヘアを60%使用し、強く撚りをかけた強撚糸の平織りで薄手に織り上げたものと、モヘアを30%使用し平織りでかなり肉厚に織り上げたものと2種類ございます。
正直、日本の夏場に着用するのであれば前者がおすすめではありますが、涼しさは度外視して仕立て映えの良さに全振りするという方はぜひ後者にトライしてみてください!
どちらのタイプも、服地のもつハリコシが仕上がったときに非常にきれいな立体感を表現してくれます。ラペル周りの美しさもさることながら、パンツのセンタークリースやタックもくっきりと入り、この服地にしかだせない唯一無二の表情を見せてくれます。じめっとした梅雨の時期や真夏に汗をかいた際にも表面のタッチはさらっとし、ヘタレることなく立体感を保ってくれ、モヘヤの特性が存分に発揮されるコレクションです。
湿気に負けない保形成の高さは、外回りの営業などシーンによって夏場でもジャケットを着用される方にはもってこいの服地です。

 

【KYNOCH(カイノック)】

生地感・色柄ともに、英国的な無骨さのあるKYNOCH(カイノック)のウール100%の春夏のコレクションです。カイノックは堂島店のスタッフも好みドンピシャの服地で、毎年好んで仕入れておりシーズン終わりには毎回ほぼ完売している服地です。ただ今後同コレクションの取り扱いがなくなり、恐らく今回で最後の買い付けになりそうです。
フレスコの春夏ものとはいえ、これって春夏もの?とよく聞かれるぐらいしっかりとした目付であり、正直7~8月の真夏に着るのは少ししんどいですが、春先や秋口などの季節の変わり目にもインナー次第で十分にお使いいただけます。
スーツ需要も再度高まりつつあるなかで、奇をてらわず周りとの差別化ができ質感で魅せることのできる服地ですので、店頭でビビッときた方はぜひこの機会に仕立ててみてください!。

 

【HARRISONS ~FRONTIER(フロンティア)~】

平織りでしっかりと目を詰めて織り上げたハリソンズの春夏の人気コレクションです。前述のカイノックと同様で、完全な夏物というよりは3~5月・9~11月あたりのアウターを羽織る程でもない程良い気温の時期に着ていただきやすい服地です。
同じように肉厚で渋めな配色が目立つカイノックとは対照的に、ベーシックなネイビーから少しファンシーな配色のチェックなど、無骨さを感じる生地感と豊富なカラーバリエーションとのギャップが魅力的なコレクションです。
仕立て映えと洒落っ気の両方が欲しいという方は、ぜひこのコレクションをお試しください!
買付け服地は他にもまだまだございますが、また随時ご紹介していきますので楽しみにお待ちください!

 

堂島店 西村