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“良い加減”なタキシード用のシャツ|銀座店

2021-05-28|

タキシード用のシャツ三態。

タキシードもしくは英国式的に言うディナージャケットは「結婚式」に使う服の中では、最も相手を敬いお祝いの気持ちを表す着こなしと捉えても差し支えはありません。近年タキシードも一般化してきて結婚する本人様以外の招かれたにもよく着用されています。

そんなタキシード用のシャツ3態をご案内いたします。

ウイングカラーシャツ

多くの方がイメージされるタキシード用のシャツです。襟は一般のシャツとはだいぶ雰囲気の違うウィングカラーで特別感があり多くの方がこれで注文をされます。シャツの前面部分は釦を隠すように比翼仕立になっており、蝶ネクタイの装着時にすっきりと綺麗にまとまります。袖口はダブルカフスにしてジャケットの袖口から白いカフを約一センチほど出すのが良いバランスです。その際注意すべきは、購入時の状況にもよりますがジャケットの袖口巾とダブルカフス巾がバランスされているかです。スーツが先購入の場合で袖口巾がノーマルだと無理にダブルカフにせず、シングルカフで対応したほうが良い場合もあります。

また、京都ビスポークでシャツをオーダーされると仕立て残った生地をお渡ししております。ウィングカラーのシャツをセレモニー参加後にこの生地を使って好きな襟型にされるかたも意外と多いですね。ですので、絶対この生地は捨てずにストックをお願いいたします。

ホリゾンタルワイドカラー(取り外し式フリル付き)

実はタキシード用のシャツはウィング襟でなければならないというルールはありません。ですので、ボタンダウンカラーなどを除けばレギュラーでもワイドでも間違いではなく、そこは個性で選んでいただいて良いと思います。

お薦めはホリゾンタルワイドカラー。クラシックな蝶タイとも相性が良いので必ずお勧めのバリエーションとしてご案内するようにしています。上記のシャツはフリルが付いていますが、取り外し式になっていますので招待されるセレモニーの時は付けないほうが無難ですね。かなり目立ちます(笑)。シャツの前面はシンプルで少しモダンな感じがする〔フライフロント〕=比翼仕立での注文数が多い。クラシカルで格式高い雰囲気を醸し出すタキシードルックならばフリル付きやピンタックフロントもしくはタキシード(イカ胸)フロントになります。タキシードの着用に慣れている方なら、そのオケージョンに合わせるのはタキシードを着る愉しみですね。カフは所説によれば、本来の礼装服ではシャツのカフは元々シングルだったらしく、ガチガチに堅くするためにダブルになったと言うくらいなので、必ずしもダブルカフに拘らなくてもいいと思います。昔、フレッド・アステアが大丸形状のテニス(釦なしの両穴)カフのシャツをタキシードに合わせてたのを「この人よ服の着方しらんな!」と思っていました(笑)。杓子定規にルールに縛られることなく相手を敬う礼装をバランスよく着る!これが大事ですね。

 

一応これもタキシード用シャツ

デニム生地で仕立てた後にガーメントウォッシュしたピンタックシャツ。洒落として着るのもいいですが合わせが非常に難しくなりますね。センスが必要です。

勿論、タキシード用のシャツとしては上記以外にもいろんなシャツが考えられます。フォーマルに精通したスタッフがお客様のご要望に対していいアレンジをしてお薦めいたします。是非店頭にてご相談ください。

 

銀座店 古賀一範

 

 

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