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海の匂いがするようなクールビス オーダーシャツ!?|銀座店

2020-07-05|

「真夏の装いの代表的素材は綿や麻だよ!」と誰かに宣われても、麻素材の服を普通にビジネスシーンで着こなしている人をあまり見たことがありません。ドラマでの衣装や、アパレル企業のプロモーションとしての提案には単純にいいなーとか思ったりしますが現実はシワや色抜けに対しての課題には、その関連者以外の一般ユーザーには理解しがたいものです。
また職場の夏期軽装の一般化に際し、綿や麻素材は人気を見せるのかと思いきや、逆にハイテクな機能性素材に人気が偏りました。政策としてのクールビスはジャケットをアウターと葬り去り、トラウザースは(カジュアル)パンツと変化させました。
ヒトを表現する衣服にはエレガンス(内的な上品さ=思想)とキャラクター(外的な性格=機能)の両立が特にアフターコロナには必要なってくると思っております。そんな自己満足的な想いでオーダーしたシャツをご紹介いたします。
  
シャツの胴体部分の生地は綿100%のシアサッカー。
シアサッカーにした訳は身体にフィットしたオーダーシャツのシルエットを構築しながらも、独特の凸凹で生じる空間が涼しくしてくれます。見た目にもその凸凹が波をイメージして何となく夏という感じにさせてくれますね。
   
   
シャツの襟とカフの生地は綿100%のブロード生地。ブロード素材は耐久性に富みアイロン熱にも強い特性をもつので、白生地どうしのクレリック仕様としました。首に触れる台襟部分は身頃と同じシアサッカーにしたことは通気性確保の為です。
そういう意味においてはカフの内側もシアサッカーにしてもよかったかもしれません。また、カッタウェイの襟はネクタイ時とノータイ時のカーブラインを区別したいので、襟裏のカラーキーパー(塩ビの板)は出し入れ式にしました。
洗濯時の仕上げは水洗いと自然乾燥後に襟とカフのみにアイロンを当てるだけが雰囲気です。身頃のシアサッカー部分にはアイロンを当てず、波のような素材感を活かすようにします。また、カフはカフリンクスを装着した場合、剣ぼろ部分が綺麗にまとまるよう下側が捻って付いています。ディテールに神を宿らせたい私の性格は職人泣かせとなっています。(職人さんすみません!)
古賀