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洋服豆知識【4】|堂島店(大阪)

2014-09-29|

本日は 本切羽 について、少しご説明させていただきます。

本切羽は 本開き とも呼ばれており、ジャケットの袖口のボタンが実際に開けることのできる仕立てになります。

既製品のジャケットの場合は、お客様の腕の長さによっては袖丈を短く直さなければならないことがあり、本切羽にしてしまうと後から袖丈を短く直すことができないため、基本的にはボタンホールをミシンで縫ったものが一般的となっています。

このことからも、オーダースーツの1つの証とも言えるのが本切羽仕立てなのですが、この本切羽の由来には面白いエピソードがあります。

本来、カッターシャツは下着を意味しており、いかなるときでもジャケットを着用するのが当たり前となっていました。

下着姿で外を出歩くことはできないので、必然的にジャケットも脱ぐことができないわけです。

しかし職業柄、ジャケットの袖口を捲り上げて仕事をしなければならない人がいました。

それが医者(ドクター)であり、手術の際などは袖口を捲り上げなければならなかったのです。

このような悩みが元となり、本切羽は医療従事者のために考案されたといわれており、ドクタースタイルドクターカフ と呼ばれることもあります。

また、イタリア人が生み出した粋な本切羽の使い方としては、ボタンを外した個数によって、自分のモチベーションを表現するようです。

例えば、ボタンを全て開けた状態だと「今は何も手につかないんだ…」というような気分で、ボタンを全て閉めた状態だと「今はやる気に満ちているんだ!」だとか。

イタリア人らしい、とても遊び心のある表現の仕方ですね。

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