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ショップブログ

旅の思い出|京都本店

2016-07-08|

先日のイタリア出張の思い出にと、靴を新調致しました。 

ヨーロッパは靴の宝庫。日本に送る送料や関税もかからない為、日本で買うよりも断然安いのです。高級靴となれば日本の半値で手に入れられる場合もある なんて事も。

以前から気になっていた靴を、運良く半値近い価格で購入する事が出来ました。
私は靴を購入した際、おろす前に靴を長持ちさせる為に必ず行っているメンテナンスがあります。

①爪先にヴィンテージスティールを打ち込む

靴好きには定番のメンテナンスのひとつです。人間は歩くときに必ず最後に爪先で地面を蹴ります。その際地面を蹴った摩擦で、爪先が摩耗し削れていくのです。革靴でもスニーカーでもサンダルでも全て同じ事です。爪先が擦れて割れてくるとソールの痛みの原因にもなりますし、オールソール取り替えともなれば、靴にもお財布にも悪いのです。ソールへのダメージを防ぐのも靴を長く持たせるコツだと思いますので、まずは爪先にスティールをつけます。

床を綺麗にワックス掛けしているお店や会社などでは、スティールがワックスや床を削って床の傷の原因となりますので嫌がられます。要注意。

②革底にミンクオイルを塗る
購入前の靴はお店で箱に入ってはいるものの、空調の効いた店内に置かれていたり、様々なお客様の試着の時に革底を掴んだりするので、革底の水分が奪われがちです。 まずは保湿たっぷりのミンクオイルを革底の全面に塗って保湿し、革の柔軟性を上げます。オイルを塗っていれば、歩いた時に靴が曲がっても乾燥した革底への負担も減りますし、クラックも防げます。 ただしミンクオイルは摩擦が少ないツルッとした床ではよく滑るので気をつけて下さい。

③デリケートクリームを塗る
ミンクオイルと同様に、試着の際にアッパー(表革)を触られすぎていて水分を失い乾燥している革には、化粧品で言う化粧水+乳液代わりになります。デリケートクリームを靴全体に塗る事で、革に潤いをたっぷりと入れ込み保湿し、柔軟性を高めます。ほおっておくとクラックが入る甲部分側面の履きジワには、指の温度で軽く溶かしたデリケートクリームをしっかりとつけて、揉みながら優しくマッサージをして革を柔らかくします。

④革と同じ色の乳化性クリームを塗って、保湿と着色を行います→仕上げにから拭き・ブラッシング
ここまできたら後はブラシでブラッシングするのみ。クリームを塗った靴に一定方向に素早くブラッシングをし、ブラシの熱でクリームを溶かしながら靴に浸透させていきます。

写真は左からサフィール「ノワール クレム1925」、中央「ノワール デリケートクリーム」、右「ミンクオイル」

そして今回はタイミングよく、私が以前より探していた革靴用のレインカバーを見つけることが出来ました。生産はアジアですが、ドイツデザインでドイツで2013年レッドドットデザイン賞を受賞した商品です。素材はシリコン製で柔らかく、曲げることや折りたたむことも可能です。

数量限定の商品なので、黒のMサイズが残っているなんて奇跡!!! 梅雨時期に大活躍しそうです。

ローファーもスッポリとカバー。カジュアル靴にも使えます。

梅雨時期だったと言う事と、履くのを急いでもなかったので、購入してから約1ケ月経ちますがお店で試着して以来一度も履いてません・・・購入時はとてつもなく急いでいたので、今さらですがサイズが合っているかどうか心配ですが・・・写真でもわかる通り、店員に聞いて購入したキーパーは中央のツインチューブの露出がほとんどないくらいに伸縮しており、本当にサイズが合っているのかと思うくらいです・・・。

履く前のメンテナンスも十分行いましたので、まずは梅雨明けを待ちたいと思います。


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