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好きな服地｜京都本店

2016-01-31｜京都本店｜

個人的に大好きな生地、イタリアのカルロバルベラです。

カルロバルベラは、モノづくりに対するこだわりが業界内で有名なメーカーです。
オーストラリア産最上級のウール原毛を用いた原糸を、自社の地下の岩を切り出しストローナ川の水を引き入れた地下倉庫でゆっくり寝かしてから生地にする、温度や湿度が一定な最高の条件下で紡績工程で受けた糸の緊張をゆっくりと解きほぐして使用します。

バルベラの生地のタッチがソフトでかつバルキーなタッチを持ち、服に仕立てあげた時、何とも言えない立体的でいて柔らかな印象の本当に素敵なスーツが仕上がります。この生地を触っていると、生地の作り手から「いい生地はこうやって作るんだよ」という声が聞こえてきそうです（笑）。

バルバラの服地を用いたスーツから何とも言えない「味」のようなものを感じるのは、天然のウールの緊張をほぐすことまでこだわったモノづくりの賜物。 日本の気候風土を考えると、このSUPER130’Sの綾織りは、本当にちょうどいいクォリティだと思います。

今シーズンも、素晴らしいバルベラの服地をたくさん買い付けております。
主に三条サロンにストックしておりますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。