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総毛芯仕立てにこだわる理由|全店

2020-10-27|

「良いスーツとはどこを見ればいいのですか?」よくいただくご質問です。
大まかにいうとスーツ自体の良し悪しは「生地」と「デザイン」と「仕立て」で決まります。なかでも「仕立て」の部分である「芯地」は、生地やデザインと違い目に見えないため解りにくい部分です。家に例えると「家の土台」にあたり、スーツの芯地は最も重要な部分だと言えます。

テーラードスーツで使う芯地は、安価で工程が少なくて済む「接着芯」と、高コストで縫製に時間と手間、何より技量の必要な「毛芯」での仕立があります。またこの中間の「半毛芯(ハーフ毛芯)」というものもあり、芯地自体に加え縫製工程の面でも大きくコストダウンできることから、既製品や安価なオーダースーツのほとんどは「接着芯仕立て」もしくは「半毛芯仕立て」で作られています。
では逆にコストと時間と手間をかけた縫製技術の必要な「総毛芯仕立て」な何がいいかというと、天然獣毛を使った毛芯を表地となじませながら縫製していくことで、シルエットの面では美しい立体感、品質の面では型崩れに強い復元力が生まれます。この差は非常に大きく、総毛芯仕立てのスーツは大切に扱えば長期間にわたり型崩れしにくく復元力を保ちます。そして何より時間と手間をかけた仕立てが生み出す美しい立体感は、着る人の「品位」をあげます。
京都ビスポークのオーダースーツは上質な毛芯地を使った「総毛芯仕立て」でお仕立てしています。見えない部分ではありますが、私達の最も大切にしている部分をご理解いただければ幸いです。